ベータグルカンの正体とその働き
化学の道を専門としていない人にとっては、ベータグルカンという言葉自体になじみがないかもしれません。
単語を分解して解説していきます。
まずグルカンとは何か、ということですが、グルコースという単糖のもっとも小さな形態が重なった多糖体を指しています。
言い換えるともっとも単純な構造をした単糖の集まりということです。
これが2つ重なるとブドウ糖、10個重なるとオリゴ糖となります。
また、大量に集まるとでんぷんとなり、これは主にお米から多く摂取可能です。
グルコース分子は原子の数は同じだが結合位置がわずかに異なるという違いで、さらにアルファグルコースとベータグルコースの二つに分類されます。
一見するとわずかな違いですが化学的な働きは大きく異なるのです。
前者が多くつながったものがアルファグルカン、後者が多くつながったものがベータグルカンです。
これはさらに分類が分かれますが、一般的には主鎖1に分岐3の分子構造を持つタイプのグルカンを指す場合がほとんどです。
現在最も機能性のあるとされているベータグルカンが多く含まれているのは、ブラジル原産のアガリクスと呼ばれるキノコで、とくに、姫マツタケと呼ばれるキノコはこのグルカンを多く含むことから希少価値が生まれ、比較的高価で取引されています。
また、それ以外でもまいたけやしいたけ、なめこなど、キノコ類には比較的多く含まれています。
穀類では、大麦やオーツ麦に多く含まれます。