βグルカンの化学的特徴について
βグルカンとは、狭義にはβ1,3グルカンのことを指すケースが多いですが、これは化学的には代表的な単糖類であるグルコースがβ1,3グリコシド結合によって鎖のように数多く連なった化合物のことです。
グルコースは別名ブドウ糖とも呼ばれ、単糖類として非常に知名度が高いものでしょう。
例えばデンプンもブドウ糖からなっていますし、砂糖はブドウ糖と果糖が結合したものです。
一方、β1,3グリコシド結合とは何かはなかなか容易には理解しがたいかもしれません。
そもそもグリコシド結合とはグルコースどうしが結合したものを指しますのでまだ理解はしやすいのですが、β1,3とは何のことでしょうか。
グルコース分子のイメージとして、六角形の板状のものを思い浮かべて下さい。
この板には表裏の区別があります。
色を塗り分けられているとでも考えれば良いでしょう。
この板を直線的に並べる場合に、表面ばかりが上に来るように並べる方法の他に、表と裏が交互に来るように並べる方法があります。
もちろん、数学的な意味では、表裏がバラバラとか表2つで次に裏3つなどという並べ方もあるわけですが、自然界にはこのようなものは存在していません。
この2種類の並べ方の違いが即ちα型とβ型に相当します。
そして、数字は、隣り合ったグルコース分子どうしのどこが結合しているかを表しています。
六角形の板のそれぞれの頂点に1から6まで番号を振り、隣り合った分子の結合している数字を表しているわけです。